HSPに関するカウンセリングについて

多くのメディアやSNSで「HSP」が取り上げられ、またHSPであることを公表する著名人があらわれたことで、「HSP」がちょっとしたブームにもなっています。
正体のわからない苦痛、理解されない苦しみを抱えてこられた方にとって、HSPが広く認知されてきたことによるメリットは大きいものでしょう。
例えば、悩みを共有するHSPコミュニティに参加することができるようになったり、SNS上の情報からはしんどさを軽減できる対処法を簡単に見つけることもできるようになりました。

一方で、「HSPあるある」ネタに完全には当てはまらないことで更なる不安が生じ、複数のカウンセリングを「はしご」してしまう方が増えているのも事実で、このような傾向に少し危険を感じるこの頃でもあります。

カウンセリングは基本的に、「あなたはこうだからこうしなさい、でないとこうなりますよ。」というような直接的なアドバイスはしないものです。
あらゆる気づきをクライエント様自らが体験できるように、クライエントが紡ぎだす人生の物語を批判せず遮らずじっくりお聴きし、時には気づきのための質問や合いの手を入れていく…そんな温かな営みがカウンセリングだと私は思っています。
占いとはこの点が大きく違います。

話が少し逸れましたのでHSPに戻しますね。
私はHSPの研究者ではありません。
ですから、
●研究者の方が発信してくださっていることの文脈から理解したこと
●パーソナリティ形成に関する理論・交流分析理論などをはじめとした心理学分野で得ている知識
●これまで関わってくださったHSP気質をお持ちと考えられるクライエントはじめ関係者の方々から得た知見
●HSP気質の傾向がある自分自身の経験
●「HSP」の概念の提唱者であるエレイン・N・アーロン博士の文献、論文、HPで発信される情報

をベースにHSP気質に関してのお話をお聴きしています。

ご希望に応じ、刺激に圧倒されやすいHSPが、昂った感覚を鎮めるためにすぐに実践できる対処法などのお話もさせていただきます。しかし、先ほどのようにクライエント様の人生の物語をじっくりお聴きしていると、「HSPだから…」にはおさまりきらない違和感を覚える方に高い確率で出会います。
そのような方にはその時点での見立てをお話しし、HSPへのこだわりとは少し距離を置いたカウンセリングをご案内します。
愛着の問題であったり、幼少期の体験のトラウマであったり、欲求や願望が叶わなかった思春期の体験であったり、それらのいずれもであったり…

実際には、「HSPかどうか知りたい…」と言って下を向いて来られた方が、
自分の現状を理解し、これまでの人生を振り返り(つらい作業になることもありますが)、手放すものと活かしていくものを自ら選別し前を向いて一歩を踏み出す
そんなカウンセリングになることもしばしばです。

私のHSPカウンセリングでは、
まずは、あなたの困りごとや人生の物語に心を寄せてお聴きします。
そのうえで、あなたがどうありたいと望んでいるのか、そしてどのような支援を必要としていて、どう取り組んでいくのが望ましいか、を一緒に考えてまいります。

自分の本音や感情、願望を見失っている方、どうぞお話にいらしてください。
心よりお待ちしています。